厚生労働省が発表した介護職の需給統計では、2025年には介護業界で人材不足が37万7千人に達するとされています。2025年と言えば、団塊の世代がすべて75歳以上になり後期高齢者となる年です。既に始まっている介護業界の人材不足は長期に渡って大きな社会問題になることが予想されます。
転職市場を見渡しても介護職の求人は非常に多く、中には経験を問わず幅広く人材を募っている事業者もあります。そのため他業界からでもたとえ40代だとしても比較的簡単に転職が可能です。もちろん介護業界にも優良事業者から問題ある事業者まで様々です。介護職への転職を考えているなら、求人内容だけでなく事業者そのものをリサーチして転職することをおすすめします。
一般的に介護職は離職率が高いと言われていますが、中には職場の待遇や雰囲気が良く長く勤められる職場も当然ながら存在しています。事業者のホームページだけでなく、実際に足を運んで施設を見学することもできます。スタッフの対応や施設の清潔度などをチェックできます。さらに利用者やその家族の口コミなども参考になります。また介護福祉士の資格取得を積極的にサポートしているなど、長中期的な経営ビジョンを持っている事業者が良いでしょう。
介護業界における転職市場は、今後も拡大していくことが予想されています。それで今からでも転職を見据えて資格取得に励んだり、自分の適性を見極めることなどできることをしっかりと準備しておくことができます。準備の一つとして転職を検討している際に役立つ転職事情を知れるサイトなどもしっかり見ておきましょう。